RubyWorld Conference へようこそ。今年も例年通り、松江の地で RubyWorld Conferenceが開催されることになりました。ぜひ松江市まで足を運んでいただきたいです。テクノロジーカンファレンスの最大の魅力は、さまざまな背景を持つ人々と直接交流することです。「Ruby の聖地」とも呼ばれる島根県松江市での交流は、Ruby コミュニティの「今」を実感することができることでしょう。また、直接対話によって生まれるインスピレーションが Ruby の明日に良い影響を与えることと信じています。
Ruby には信頼と安定に裏付けられた実績があり、世界中で利用され、欠かせないいくつものサービスの運用を担っています。しかし、Ruby の進歩は継続中です。Ruby コアコミュニティの活動を追いかけていると、今でも毎日大量の更新が Ruby に対して行われていること、そして、Ruby の未来をさらによいものとするために日々提案と改善が行われていることが分かるでしょう。Ruby 言語とそれを取り巻くコミュニティの活発さを体感できるでしょう。
Ruby のエコシステムを俯瞰する本カンファレンスでは、Ruby コミュニティが未来にどのように立ち向かっているかを感じられる発表を見ることができると思います。未来が来るのをただ待っているだけではなく、自ら作り出そうとする Ruby コミュニティの活動をご覧ください。
今年は、RubyConf Africa のチーフオーガナイザーでもある Bernard Banta 氏を基調講演者として招待しました。我々が普段目にしない日本の外の Ruby コミュニティのあり方を遠く離れたアフリカの地からの目線で教えてくださるのではないでしょうか。
RubyWorld Conference 開催実行委員会
委員長 まつもと ゆきひろ